皆様、加藤純一の主催する配信者ハイパーゲーム大会(通称:ハゲ)が盛況に終わったことはご存知だろうか。
幕張メッセで開催され、加藤純一をはじめとする実況者・配信者が集まり、2日間で22,000人もの観客を動員した。
今回は、私が愛する加藤純一のイベントが成功した理由について、上から目線で分析してみたいと思う。
大会の反響
大会の反響は以下の通りだ。
- チケットの売れ行き:2日間とも完売し、当日券の見切れ席が出るほどの人気だった。
- ライブ配信の接続数:同時接続数が20万を超えていた。
- ネットニュース報道:スポーツ報知や読売新聞オンライン、ねとらぼ、Yahooニュースなど多くのメディアで取り上げられた。
- ネットでの話題性:両日のTwitterでも「#配信者ハイパーゲーム大会」がトレンド入りした。
成功の理由
なぜこれほどまでに成功したのか。ハイパーゲーム大会が成功した理由を考えよう。
豪華な出演者
まず、出演者が魅力的だった。
加藤純一以外にも、人気配信者が多数参加しており、もこう氏やGero氏、RaMu氏などが出演。
バチャ絵として知られる渋谷ハル氏が出演したことも、ひとつ大きな話題となった。
出演者たちはサービス精神が旺盛で、イベント前などにファンに手を振るなどアピール。
配信者のおにやくんは、若い男性視聴者から黄色い声援を浴びていた。男性配信者としては極めて珍しく、彼のファンの99%が男性であった。
久々のリアルイベント
加藤純一が行う久々のリアルイベントだったことも、成功の秘訣として挙げられる。
加藤純一とリアルで会えるイベントは稀であり、過去には小規模イベント「くっちゃべ」やCDリリースイベントがあったが、YouTube登録者数100万人を超えた2021年末以降では初めてのイベントだった。
一般への認知も増えてきている現在、イベント集客力が大幅に上がっていることが、今回のゲーム大会で明らかになった。
飲食やグッズが好評
飲食も好評だった。オリジナルメニューが美味しいと評判になっていた。確かにうまそう。
グッズ類の売れ行きも相当よく、現地でのグッズ販売は開場後すぐに完売。ネット販売も盛況であった。
想像を超える演出
会場規模の大きさと、圧倒的な演出の派手さも、成功の要因と言える。
チケット発売時には、幕張メッセでのイベントという情報のみで、演出関係などは不明であった。どんなイベントなのか行くまでわからなかったわけだが、その規模は視聴者の想像を大きく超えるものだった。
スタッフ500人を動員し、総経費はなんと4億円にものぼったという。
この想像を超えた演出も、話題をさらった一因であると考える。
日産スタジアムでの開催も考えたそうだが、加藤純一試算で総額20-30億円が必要とのこと。加藤純一は投資してくれる企業を募集しています。(回収の見込みなし)
見えてきた課題
もちろん、課題も顕在化した。
現地では、飲食店の少なさや回転の悪さが指摘され、最も人気のフードメニューは1時間待ち、イベント開始までに食事が取れない状況が生じていた。
また、ゲームの順番も問題視され、最後にルールがわかりにくいVALORANTを持ってくるのは良くなかったのでは、という意見もあった。
ゲームの選定は加藤純一に一任されていたとのことなので、改善の余地がある。
イベント時間が6時間以上と長時間に及び、視聴者も疲れたことだろう。グッズに座席での疲れを軽減できる敷物があっても良かったかもしれない。うんこちゃんだけに、便座カバーみたいなものでもよさそうだ。
視聴者参加型の企画も入ると、より盛り上がるのではないかと考える。荒らしなどの不確定要素をどう排除するのかも含めて課題は多いが、現地の衛門から参加者を募ってもよいだろう。
後日談によると、集客はオープンレックの歴史に名を残す圧倒的1位であったが、赤字額も歴史的な額だったという。プンレクの社長曰く「身の毛もよだつほどの赤字」。
なお、加藤純一は当初入場無料を想定していたらしい。(チケット枚数が分からないと集客人数が分からず運営が困るとのことで却下された)
次回に向けて
加藤純一はイベント後、ゲーム大会をもう一度やりたいと公言している。
今回のイベントでハードルが大きく上がり、次回のイベントで今回を超えることができるのかが課題となる。
筆者としては、ネットのアングラコンテンツだったうんこちゃんが、リアルの大規模イベントを主催するようになるなんて考えもしなかった。感無量である。
私は一視聴者として、これからも彼を応援し続けたい。
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