人気配信者加藤純一。
彼は、過去に「うんこちゃん」というハンドルネームでニコニコ動画やUstreamなどの媒体で配信をしていた。
当時の配信には、若さゆえの勢い、働きながら配信していた社会人だからこその面白さが詰まっている。
2009年から2014年頃、初期の数年間の配信から、古き良きうんこちゃんを堪能するための動画11選を紹介したい。
パワプロ8実況プレイしてやんよ(2009)
6ポケと並行して投稿された実況シリーズ。
ポケモンは義務感でやっていたうんこちゃんだったが、野球は本気で楽しんでやっている。
しかも、やり込んだゲームだけありプレイングもそこそこ良く、ゲームの知識もあるため、ゲームの面白さがよく伝わる実況動画である。
6ポケの影に隠れがちであるが、名作なので是非視聴いただきたい。
蛟(か)とポケモン金6時間タイムアタック(2010)
蛟こと高田健志との実況プレイ。
6時間でポケモン金をどこまで進められるか勝負するもので、定期的にSkype通話をして進捗を共有する。
視聴者参加型でもあり、うんこちゃんは相手に大量のコメントを投下して配信を止めようとしたり、嘘の攻略情報を流して進行を妨害するなど、ゲームで劣る部分を信者でカバーしようとしていたところも面白い。
いい旅・糞気分!富士山(2010)
当時のうんこちゃんとして珍しい外収録の動画。
富士山に登るまでの過程と、登った後の達成感を一緒に味わうことができる。
朝寝坊する、ハーフパンツにドルジのお面で富士登山するなど無茶苦茶なところがなお面白い。
「俺が富士山を登るんじゃない、富士山が俺をくだるんだ」という迷言を残した。
この有名な写真が生まれた動画でもある。
ちなみに、この頃の生放送のアクティブは845人程度だった。
安価で雑談(2011)
視聴者のコメントに関するトークを展開する「安価で雑談」。雑談枠の後半に行われることが多い。
加藤純一がどんなコメントに関しても話題を広げていく事ができるのは、この頃の安価で雑談でのトレーニングによるところもある。
東日本大震災直後、当時の枝野官房が記者からの質問に流暢に答えていたところを見て、自分の配信能力を向上させるために始めた「枝野式安価で雑談」も見逃せない。
ブラック企業での正しい生き方 ~初級編~(2011)
ブラック企業勤務のうんこちゃんが、辞表届出を決意した際に行われた配信。
日本でホワイト企業に勤める事の出来る確率は5.76%と非常に低い。なのであれば、ブラック企業でいかに楽しく働くかに重きを置いてどう行動すべきかを説いたセミナーである。
痛みを感じなくなる、ニコ生のコミュ人数増加、体臭が気にならなくなる、友人が減り支出が減る、寿命が縮み医療費を削減できる、などブラック企業のメリットをいくつも紹介。
社会人だけでなく、これから社会に出る学生にもお勧めしたい一本。
オールナイトウッポン(2011)
オールナイトニッポンのパクリリスペクト企画。
視聴者からの質問メールに、MCのシャインさんが答えるというもの。
人生の深い質問から、明日の晩御飯のメニューまで、様々な質問に気軽に答えてくれる。
チンチンに関するおたよりも多い。視聴者・配信者共に若さを感じることができる。
~テレフォンショッキングソ~(2011)
かつて放送されていた「笑っていいとも!」の「テレフォンショッキング」というコーナーのパクリパロディ。
蛟(か)をゲストに迎え、当時お付き合いしていたTENさんとの関係を根掘り葉掘り聞く回。
運営がいい加減で放送事故もある。いいとも好きの視聴者にはぜひ見て頂きたい。
失恋者に学ぶ、恋愛の難しさについて 講座(2011)
うんこちゃんの友人・港区在住のUNKちゃんのノンフィクションを題材にして、恋愛の難しさを説く配信。3時間かけて原稿用紙4枚にまとめてきた。
当時、うんこちゃんコミュでの彼女がいる割合は15%(中学二年生の平均と同じ)であり、童貞引きこもり視聴者のコメントも必見。
また、名言も数々生み出されている。
こんなことをしたら嫌われるのではないかと何もしない男が一番嫌われる
加藤純一 2011/2/28
ちなみに、この配信の質疑応答で流れたコメントは「ちんk」「伊良部」であった。衛門の民度の低さは今の方がまだマシなのかもしれない。
うんこちゃん『ブラック川柳選手権』(2011)
うんこちゃんが思いつきで始めた、ブラックな川柳を視聴者から募集する枠。
誰でも送れるので、以下のようなgmが大量に送られてきていた。
愛しさと 心強さと オルディン大橋 by アルバリオン
ああ鬱だ ドラマに出られず ダイワマン by唐沢寿明
約300通、いい作品や、悪い方のgm、配信者への誹謗中傷も含まれており、闇が深い。
一方で
歌上手い ただそれだけで 偉そうに
などの有名な詩を生み出した配信でもある。
ちなみに、うんこちゃん本人も疑似ペンネームで川柳を送っている。
第一回紅白糞合戦(2012)
2012年末に行われた、視聴者が送ってきた1分程度の動画を肴に年末を楽しむ配信。
その後、年末の風物詩として第二回、第三回も開催された。
多くの魔作が紹介されている。加藤純一が顔出し前であるため、彼に関する画像の素材が少なく、朝青竜の顔やうんこちゃんのイラストが多数登場するなど、応募者の試行錯誤が楽しめる。
キャッチコピー選手権(2014)
うんこちゃんのコミュのキャッチコピーを募集する枠。
うんこちゃんはキャッチコピーが大好きと公言している。
ネットで探してきた素晴らしいキャッチコピーを紹介したのちに、視聴者から送られてきた175件のgmのようなキャッチコピーを紹介する。
この配信で、後に様々な作品で使われる「来いよ、大きくしてやる」が生まれた。
まとめ
以上、古き良きうんこちゃんを堪能するための過去動画11選を紹介した。
まだまだ面白い動画があると思うので、是非うんこちゃん時代の過去動画も探して頂きたい。
【筆者より】他にもおすすめがあれば、コメント頂ければ幸いです。
コメント
『夕』【2012/04/30】の赤西仁にキレるやつめっちゃ笑った